「冷凍2種は簡単」の罠。 異業種から電工同時受験で大失敗。そんな私が3種から1種まで全制覇したKPI生存戦略

未経験からのキャリア

未経験から冷凍機の保守や工事管理の仕事に転職すると、右も左もわからなくて本当に焦りますよね。

周りの先輩から「2冷(第2種冷凍機械責任者)くらい簡単だよ」と言われて、プレッシャーを感じている方も多いのではないでしょうか。

実は私もその言葉を真に受けて大失敗した一人です。第二種電気工事士と同時受験し、電工には受かったものの、冷2には見事落ちました。

しかし、そこから「他人の成長スピードと自分を切り離す」と決意。3種から確実に積み上げる独自の「資格KPI戦略」をとった結果、最終的には1種まで全種類を制覇し、大手の現場で生き残ることができています。

この記事では、異業種転職組の私が周りに先を越されても腐らず、マイペースにキャリアを切り開いているリアルな道のりをお話しします。

1. 先輩の「2冷は簡単」を信じて電工と同時受験した結果

 私はもともと美容師として働いており、その後、環境の変化にて町工場勤務を経験しました。

そこから更に一念発起し、大手企業の施工管理(冷凍機の保守・工事管理)へと転職したのです。

「美容・接客」➔「町工場での現場労働」➔「大手の施工管理」という全く異なる世界を渡り歩いてきたため、今の業界に入った当時は、本当に右も左もわからない状態でした。

専門用語も工具の名前も、何一つ初見では理解できません。

そんな完全未経験の私に、職場の先輩はこう言ったのです。

「2冷(第2種冷凍機械者)くらい簡単だよ」


知識ゼロの私はその言葉を真に受けてしまい、「それなら一緒に取ってしまおう」と第二種電気工事士の同時受験を決意しました。必死に勉強し、電工にはなんとか合格したものの、冷2は見事に不合格。現場の「簡単」という言葉の重みと、自分の実力不足に大きなショックを受けました。

2.「個人には成長の差がある」他人のスピードと自分を切り離した自己分析

冷2に落ちた後、追い打ちをかけるように辛かったのが「周りとの比較」でした。
後から入ってきた後輩が先に資格を取って活躍し始めたり、周囲の成長スピードに置いていかれる感覚。

右も左もわからない異業種転職組にとって、この「焦り」は心を病む一番の原因になります。

しかし、焦る私を救ってくれたのは、最初のキャリアである「美容師時代」の経験でした。

美容の世界では、シャンプーから始まりカットやカラーの技術を習得するスピードに強烈な「個人の差」があります。

不器用で最初は時間がかかっても、焦らず一つ一つの技術を丁寧に磨き続けた人が、最終的にお客様に指名される一流のスタイリストになっていく姿を、私は何度も見てきました。

「人間には、成長の差が絶対にある。でも、自分のペースで積み上げたものは裏切らない」

施工管理の世界でも同じだと気づいた瞬間、心がスッと軽くなりました。

専門知識の吸収が他人より少しゆっくりなだけ。周りの声や後輩のスピードに惑わされるのはやめよう。

私はプライドを一度すべて捨てて、翌年は「3種から確実にステップアップする」という、自分だけのロードマップを歩む決意を固めたのです。

3. 3種➔2種➔1種(講習一発)へ這い上がった私の「資格KPI戦略」

私が焦りを捨てて「自分のペース」で勉強を進めるにあたり、徹底したのが数値をベースにした「資格KPI戦略」です。

仕事と両立しながら難関資格を確実に突破するために、私が実践した4つの数値管理ステップを公開します。

  • ① 試験日から逆算した「1日の最大所要時間」の分析
    まずは試験日までの残り日数を数え、残業や現場の状況を踏まえて「仕事と両立できる1日の現実的な勉強時間」を算出しました。無理なスケジュールを組んで挫折するのを防ぐためです。
  • ② 1日あたりの「平均消化ページ数」の算出
    テキストや問題集の総ページ数を、試験の1ヶ月前までの日数で割り算します。「今日は〇ページ進める」という毎日の明確な数値目標(KPI)に落とし込むことで、進捗の遅れを一目で把握できるようにしました。
  • ③ テキストの「流し読み」と「詳細読み」の2周ルール
    テキストは最初から完璧に理解しようとせず、1周目は全体像を掴むために「流し読み」します。全体を把握した上で、2周目に「詳細読み」を行うことで、知識の吸収率が劇的に上がりました。
  • ④ 過去問5年分をベースにした「出題傾向の分析」
    過去問は直近5年分をベースとし、近い年数(最近のトレンド)と遠い年数(定番の問題)を分けて解きました。ただ解くだけでなく、どこが頻出しているかの傾向を自分で分析し、捨てる問題と確実に取る問題を見極めました。

このように、がむしゃらに勉強するのではなく、「毎日やるべきこと」を数値で管理し、淡々とこなしていく。このKPI戦略こそが、一度冷2に落ちた私が、最終的に最難関の冷1を講習後の検定で一発合格できた最大の理由です。

まとめ:周りに先を越されても、結果流されず自分の芯を持てばいい

異業種から冷凍機の保守や工事管理の世界に飛び込むと、覚えることの多さや、周囲の成長スピードに心が折れそうになる瞬間が必ずあります。先輩の「簡単だよ」という言葉に、劣等感を抱くこともあるかもしれません。

しかし、焦る必要は一切ありません。

人にはそれぞれ、技術や知識を吸収する「個人の差」があります。大切なのは、他人のスピードに振り回されることではなく、長い目で自分を見つめ直し、自分だけの「資格KPI」を淡々と積み上げていくことです。

途中で後輩に先を越されようが、不合格を経験しようが関係ありません。最後に自分の目指す場所に到達できれば、それがあなたの完全な勝利です。

最後に、右も左もわからなかった元美容師の私が、この「マイペース生存戦略」で泥臭く積み上げてきた現在の資格一覧を載せておきます。

【私の保有資格】

  • 美容師免許
  • 2級FP技能士
  • 第二種電気工事士
  • 第一種冷凍機械責任者(二種・三種も)
  • 1級管工事施工管理技士(補)
  • ITパスポート

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